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特定技能にメリットなんてあるの?デメリットが表に出ない理由

2019年8月31日

こんにちは、キュオナ代表の住本でございます。

 

2019年の4月に入管法の一部が改正され

新しくできた在留資格

 

『特定技能』

 

まだまだ法整備も必要ですが

すでにたくさんの外国人が

この特定技能の在留資格を所得し日本へと入国してきています。

 

この特定技能は技能実習制度とは違い

目的は主に日本の企業における人材不足を補うためのものですが

本当に日本の企業の救世主になれるかは少し疑問をおぼえてしまいます。

 

確かに技能実習生では就業できない職種の飲食業や宿泊業が緩和され

さらに外国人が今まで就労できなかった単純作業の職種にも特定技能は就業可能となっています。

 

しかし

昨今終身雇用が薄れてきたとはいえ

経営者側からすると

 

『優秀な人材が少しでも長く会社で働いてくれること』

 

が何よりも望まれていることだと思うのです。

 

こういったことから見て特定技能はあまり当てはまらないように思え

実際、外国人へ在留資格を与える際に今までの経験等は考慮されず

試験のみとなっているので優秀な人材かどうかは疑問ですね。

 

そこで今回は

特定技能はメリットがあるのか?や

デメリットがが表に出ない理由など詳しく見ていきましょう。

 

特定技能にメリットなんてあるの?

 

特定技能は1号と2号に分けられますが

特定技能2号についてはまだ受け入れない方針なので

まずここでは特定技能1号についてのみお話していきますね。

 

特定技能1号は14業種に対応しています。

 

しかし少し不満に思う点があって

この14業種の中には建設業が含まれていますが

職種がとても限定的なんです。

 

建設業ならどんな業種も対応しているかと思いきや・・・

これがどうも納得できません。

 

対応可能な業種は

 

・型枠施工

 

・左官

 

・コンクリート圧送

 

・トンネル推進工

 

・建設機械施工

 

・土工

 

・屋根ふき

 

・電気通信

 

・鉄筋施工

 

・内装仕上げ

 

とたったこれだけ!?

 

設備工事は?大工は?サッシ工事は???

 

数ある職種の中でなぜこれだけなのでしょうか?

 

不思議で仕方ありません。

 

ただ冒頭でもお話ししましたが

他の業種で言うと恩恵を受ける業種もあって

飲食業や宿泊業は歓迎されるかもしれませんね。

 

この2つの業界は離職率がとても高く

長く働かない人がとても多いので

特定技能で5年間働いてくれればいいのかもしれません。

 

特定技能のメリットは

ザックリ言ってある特定の職種に対して5年という期間内で

人材不足を解消できるといったところでしょうか?

 

デメリットが表に出ない理由

 

デメリットがあまり伝えられない理由として

1番の原因はこの特定技能という制度に対する

批判的な意見を持った人の意見を聞けないことなのではないかと思います。

 

企業の方が外国人労働者に興味を持ち

紹介する会社や仲介業者

また司法書士などからはメリットばかり伝えられていて

あまりりかいされないまま雇用するというケースがよくあると感じます。

 

また2019年に新しくできた在留資格で

今しておかないとビザ発給にとても時間がかかることになると言われたケースもあります。

 

まあまだ始まったばかりの精度なので実例が少なく

問題点がそれほど出ていないということで

デメリットが表に出ていないのかもしれません。

 

経営者の方は少し冷静に考えたほうがいいかもしれません。

 

少しデメリットについて見ておきましょう。

 

デメリット①:支払う賃金は安くない

 

まずデメリットとして条件次第では日本人に支払う賃金よりも

高くなる可能性があります。

 

通常、特定技能として雇用する場合

外国人だからといって賃金を不当に安く設定できません。

 

なので日本人と同等の賃金を支払わなければなりません。

 

さらに任意ではありますが登録支援機関に月々監理費用のようなものを支払う必要があります。

 

これは外国人労働者に対するケアや日本に入国するまでの手続きやアナウンス、

さらに雇用してから毎月提出する書類などしなければいけないことが山ほどあり

それを登録支援機関が代行してくれるというものなのですが

もちろん任意なので企業側で自力で行っても構いません。

 

しかし現実的には大手企業ならともかく中小企業でこういった実務を行うのは

不可能に近いと思われます。

 

なので登録支援機関に登録するのがベターなのですが

月々20000円前後支払うことになります。

 

なので実質日本人と同等の賃金と登録支援機関に払う20000円が

特定技能で雇用する際に支払う賃金ということになるわけです。

 

これはデメリットの1つといえるでしょう。

 

デメリット②:雇用期間はたった5年間

 

特定技能1号は更新できず5年間という短い期間でしか働くことが許されません。

 

これも同じく外国人紹介会社や仲介業者は

特定技能2号に移行できるようになるかもしれないと企業に伝えているケースがありますが、

現状は特定技能1号から特定技能2号へ移行できるのは建設業と造船・舶用工業の2業種のみ。

 

今後業種が増えると噂されていますが

現在のところそう言った動きはありません。

 

なので5年間で終了と思っておきましょう。

 

またエンジニアビザと呼ばれる『人文知識・国際業務』という在留資格への移行も難しいと思います。

 

なので雇用期間を限定的に雇用したい企業以外にはデメリットとして挙げられます。

 

デメリット③:転職できる

 

企業からすると最大のデメリットともいえる部分ではないかと思いますが

特定技能の在留資格を得た外国人は同じ職種であれば他の企業に転職可能です。

 

なので特に飲食業など競争相手がたくさんあるわけですし

少しでも待遇に不満を感じたら転職してしまうかもしれません。

 

実際、ベトナムの出身の方たちはSNSなどで企業の待遇などを伝えあったりしているので

あなたの企業はすでに外国人からブラック扱いされているかもしれませんよ。

 

こういったコミュニティの中で

情報は簡単に手に入れられるので

少しでもよい待遇を求めて情報交換し

新しい職場を探していくことが予想されます。

 

外国人を雇用するのに費用をかけたのに

転職してしまったなんてことこれからよく聞かれるようになっていくでしょう。

 

 

 

デメリットをメリットに変えていけるかが課題

 

企業にとってこういったデメリットを少しでも少なくしていけるか

またメリットとしてとらえていけるかが課題だと思います。

 

いくつか挙げたデメリットがデメリットだと感じなければ

あなたの企業にとっては特定技能ととても相性がいいということでしょうし

外国人が活躍してくれることでしょう。

 

 

技能実習生から特定技能へと移行するメリット!?

 

技能実習生は2号を無事に経過すると

対象職種の場合、特定技能に無試験で移行することが出来ます。

 

なので3年間の技能実習を終え

そのあと5年間特定技能として働くことが出来るわけです。

 

しかし

企業側に何かメリットがあるのでしょうか???

 

仮にとても有能な人材で3年間で国に戻るのはもったいないから

もっと働いてほしい!!という人材はいると思います。

 

しかし、そこから5年経てばその有能な若者は国に帰らなければならいわけです。

 

5年間のみの延長でしかも技能実習生の時より支払う賃金は高くなる。

 

どこかメリットが見つかりますか?

 

私は技能実習生から特定技能への移行で企業側のメリットは

あと5年間働けるということ以外何もないように思えます。

 

あとはデメリットしかありません。

 

技能実習生の時にはなかったデメリット先ほど挙げた3つがのしかかってきます。

 

やはりこれこそ冷静に考えるべきではないかと思います。

 

また

技能実習生を終え

母国で就職している若者たち数人に話を聞きましたが

技能実習生の3年間からさらに延長して日本で働きたいかと聞くと

全員が『NO』と答えました。

 

これは私が話した若者だけなのかもしれませんが

技能実習生として日本に滞在することで母国で優遇され

就職先が容易に見つかると話していました。

 

日本語ができることや日本の文化に触れたことで

母国の送り出し機関の営業や日本語教師などいろいろと需要はあります。

 

なので技能実習生から特定技能に在留資格を変え

日本で働きたいと思う若者は少ないのかもしれません。

 

さいごに

 

今回は特定技能についてお話してみました。

 

まだ慌てず見守るのもいいですし

この特定技能について中立な意見を持った専門家に意見を聞くのもいいでしょう。

 

偏った意見だけを聞いて考えるのではなく

ある程度自分自身でも知識を付け

メリットやデメリットについて考え

自分の企業にあった在留資格や雇用の仕方を考慮していきましょう。

 

人材不足には必ず外国人労働者の助けは必要ですが

高いお金を払って意味のない雇用をしてしまっては元も子もありません。

 

あなたの企業が発展し

外国人を雇用してよかったと思える日が来るように

私も応援しております。

 

以上、住本でした。

 

最後まで読み進めていただきありがとうございました。


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